Vol.28
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2024年8月、OUI Inc.のCOOである中山と、医学部5年生のインターン小島がモザンビークを訪問しました。モザンビークはアフリカ南東部に位置する、約3000万人の人口を抱える国です。今回の訪問では、Lúrio大学の共同研究者とSmart Eye Camera(SEC)を使用した進行中の疫学研究をさらに推進しました。
ナンプラにあるLúrio大学では、Lúrio大学および愛媛大学と共同で進めているSECを用いて眼疾患データを収集する方法と、進行中の疫学研究の成果について発表しました。また、Lúrio Universityのオプトメトリストとともに Muatara コミュニティを訪問し、現地のオプトメトリストがSECを使用してどのようにデータを収集しているかを視察しました。村長にインタビューを行い、コミュニティの医療に対するニーズや研究への参加について理解することができました。地域住民に対する健診の様子を間近で見ることができ、住民が積極的に医療を受けようとする姿勢が印象的でした。
次に、首都マプトへ移動し、Dr. Dulnério と共に、Instituto Superior de Ciências de Saúde(ISCIS)(モザンビーク高等健康科学研究所)で開催されたXIX Jornadas Científicas 学会にて、SECを用いた疫学研究について発表しました。今年のテーマは公衆衛生であり、発表後は現地の医療従事者から多くの質問やコメントをいただきました。今後、マプトで連携しながら共同研究を進めていく予定です。
今回のモザンビーク訪問を通じて、Smart Eye Cameraの可能性を多くの人々に感じていただきました。OUI Inc.は今後も、モザンビークをはじめとする世界各国で眼科医療に貢献するため、現地の医療従事者との協力をさらに深めてまいります。
今回関わった組織