Vol.18
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2023年10月に、OUI Inc.代表の清水とCOOの中山がフィリピンとマレーシアを訪れ、現地の医療従事者との連携を深め、Smart Eye Cameraの現地の眼科医療への活用と共同研究について意見交換を行いました。
フィリピンでは、失明の主要原因は白内障ですが、糖尿病網膜症も増加傾向にあります。まず、ミンダナオ島の過疎地域で先住民に医療サービスを提供するDr. Asuncionとミーティングを行いました。この州には眼科医が1人しかいないため、Dr. Asuncionは眼科医ではありませんが基本的な疾患であれば対応しています。結膜炎、白内障、眼外傷といった疾患が多く、OUI Inc.と今後協働していくこととなりました。また、眼科医であるDr. Uyとの会合では、Smart Eye Cameraを使用した共同研究を進めていくことについて合意しました。
フィリピンに続き、COOの中山はマレーシアを訪問しました。マレーシアでは、人口3300万人に対し、眼科医は約1000人、オプトメトリストは約4000人います。まず、マレーシア国民大学(National University of Malaysia)を訪問し、オプトメトリー・コースの学生に向けたプレゼンテーションとSmart Eye Cameraのデモンストレーションを行いました。実際に、学生にSmart Eye Cameraを使用してもらったところ、上手に撮影できていました。そして、オプトメトリー・コースの学科長とミーティングを行いました。フィリピンとマレーシアの国境に位置する、どちらの国にも属さない先住民のみが居住する島があり、人口約2000人に対して飲料用の井戸が3つしかないなど基本的な電気や水道インフラが不足しています。こうした医療困難地域での質の高いスクリーニングの実施に、私たちのSmart Eye Cameraが活用できることを期待しています。
今回の訪問を通じて、フィリピンとマレーシアでも多くの方々にSECの可能性を感じていただくことができました!OUI Inc.は、今後もフィリピンおよびマレーシアの医療従事者との連携を継続し、Smart Eye Cameraを通じた革新的な眼科診断モデルの開発に取り組んでまいります。
今回関わった組織