Vol.25
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2024年5月、OUI Inc.のインターンで慶應義塾大学医学部の医学生である石丸が日本各地のSmart Eye Cameraユーザーを訪問しました。
訪問先:
それぞれの施設で、現地の医師や看護師、視能訓練士の方々と直接対話し、現地の医療従事者の方々との連携を深め、現場でのSmart Eye Cameraの活用について意見交換を行いました。
在宅医療や総合診療の現場では、高齢者や移動が困難な寝たきりの患者さんが直接眼科に行くことが難しいケースが多く見られます。Smart Eye Cameraを使用することで、訪問診療の際にその場で眼科的診断が行えるようになり、早期の治療開始が可能となっています。特に、離島では眼科専門医の数が限られているため、初期診断やスクリーニングの重要性が高まります。Smart Eye Cameraは高解像度の動画をリアルタイムで取得しアップロードすることができるため、眼科専門医へリモートでコンサルテーションすることができ、迅速な診断が可能となっています。例えば、日本最北の村である猿払村では、村内に医療機関は一つしかなく、眼科診察が必要な場合は、車で1時間かかる稚内市内の病院に紹介する必要がありました。Smart Eye Cameraを導入後は、眼科専門医と連携して治療方針を決定することで不必要な紹介を減らすことが可能となっています。
眼科のクリニックでは、Smart Eye Cameraが診療効率の向上に寄与していると評価していただきました。特にオルソケラトロジーのフィッティングにおいて、より多くの患者を迅速に診察できるようになっています。
今回の訪問を通じて、各地でのSmart Eye Cameraの活用状況を確認し、Smart Eye Cameraのさらなる可能性と課題を発見することができました。OUI Inc.は、これからも各地の医療従事者との連携を深め、Smart Eye Cameraを通じた世界中の眼科医療の質向上に取り組んでまいります。次回の訪問先として、さらに多くの地域や医療機関を予定しており、今後も継続的にSmart Eye Cameraの活用を推進していきます。これからの展開にぜひご期待ください!
今回関わった組織