Vol.29
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2024年8月、OUI Inc.のCEOである清水、視能訓練士の西村、そしてDr. Rohanの3名が、ベトナムで実施された無償白内障手術のボランティア活動に参加しました。白内障はベトナムにおける失明の主要原因であり、特に医療資源が限られている地域では、その影響が非常に深刻です。ベトナムでは2100万人以上が視力ケアを必要としており、特に多くの子供たちが適切な視力矯正を受けられない状況が続いています。
今回の活動は、Asia Prevention of Blindness Association(APBA)と現地の医師と協力して実施しており、ボランティアチームは眼科医を含む14名のメンバーで構成され、手術に必要な医療機器や薬剤、眼内レンズなどを持ち込み、87名の患者に対して無償で白内障手術を行いました。
初日、ハノイから170km離れたベトナム北部のBac Kan市にあるBac Kan General Hospitalまで移動し、到着後手術の準備に取り掛かりました。現地の医師と連携しながら、白内障患者の診察を行い、手術の適応を評価しました。手術は3日間で87件が実施され、患者の年齢は46歳から95歳までと幅広く、特に高齢の患者が多く含まれていました。術前に両目の視力を失っていた高齢女性が、術後に自力で歩いて帰宅する姿は印象的で、眼科医療がQOLを大きく向上させることを改めて実感しました。
今回のボランティア活動を通じて、ベトナムの眼科医療の現状と課題を実感し、今後の医療支援の重要性を再認識することができました。OUI Inc.は、ベトナムを含む世界各国で眼科医療の発展に貢献してまいります。
今回関わった組織